「スピーカーがいくつもあって、設置する場所に困る」「天井にスピーカーを取り付けたいけど、方法がわからない。できるか不安だ」という方のために、詳しく分かり易く設置方法を説明します。
スピーカー取付(壁付け)
■スピーカーの取付方法は大きく4つ
スピーカーの設置方法には、床置き、棚置き、天井付け、壁掛けなどの方法があります。 このページでは、壁付けの方法を紹介します。
■壁付けのイメージ
スピーカー壁掛けは以下の写真のように、スピーカーの金具をネジに引っ掛けて吊るします。
壁掛けのイメージ。スピーカー側の金具を釘に引っ掛けて吊るす。
■スピーカーを壁付けする
まずは、壁付けの流れです。
・取付位置に下地が入っているか調べる
・ブラケット取付金具を決める
・木ネジ、またはボードアンカー取り付ける
・スピーカーの金具をネジに引っ掛ける
■スピーカーを壁付けする
下地検知器で石膏ボードの裏に下地があるかを調べます。
下地の有無を調べる方法は、家の図面で調べたり、壁を叩いた音で判断したり、と方法はありますが、 経験がない人にはちょっと難しいですよね。そこで誰でも簡単に、確実に下地の有無を調べられる下地検知器を使います。
以下の写真が検知器の構造です。
これが検知器の画像。ホームセンターなどで購入可。
壁に押し当てると目盛部分が凹んで、中の針が壁に刺さる。
これを実際に使ってみたのが以下の写真です。
下地がない場合、目盛が見えなくなるまで針が深く刺さります。
下地があると、針が下地を突き抜けないので奥まで刺さらない。手応えがある。
下地があれば、強度、取り付け易さの面で助かりますが、 ホームシアターはスピーカー取付位置も重要なので、取り付けたい場所と、下地の入っている場所が一致するとも限りません。 そんな時には石膏ボード用のネジ(アンカー、トグラー)を使います。
■木ネジ、またはボードアンカー取り付ける
強度、取り付け易さを考えるとやはり理想は、下地に木ネジで固定する方法です。
できる限り下地にネジ止めすることををお勧めします。
ここでは、以下のボードアンカーを使う例を説明します。 スピーカーブラケット天井付けで使ったアンカーよりも、 下穴を開ける手間が省ける分簡易に取り付けられます。ただ、天井付けには向きません。
壁付け用のボードアンカー。天井には使わない方が無難です。
取り付け方はいたって簡単。 1.ドライバーで石膏ボードに押し当て、2.壁面と同じ高さに(平らに)なるまでねじ込みます。 3.あとはアンカーの頭(ドライバーを当てるところ)に鉄のネジを付けるだけです。 スピーカーを引っ掛けるので、鉄のネジは深くねじ込み過ぎない様に注意してください。
木ネジで止める場合ネジを締めるだけですが、下地の木が割れないように下穴を開けておきます。 下穴は電動ドリル、または桐で開けます。
木ネジ部分は下穴を開けておかないと、木が割れる可能性あり!
■スピーカーの金具をネジに引っ掛ける
あとは、スピーカーをネジに引っ掛けるだけです。
スピーカー裏にある金具に引っ掛けます。
完成するとこんな感じ
因みにスピーカー裏の金具はこんな感じ↓です。ご参考までに。。。
onkyoのスピーカー裏金具。
DENONのスピーカー金具。