サラウンドは迫力あるホームシアターを作るための重要ポイントです! そんなサラウンドシステムについて、ちょっと踏み込んだ解説です。

サラウンド方式について

 ■サラウンド方式は大きく3つ分けられる

ホームシアター向けのサラウンド方式は、主要なもので大きく3つ分けられます。ドルビー社提唱の方式、DTS社提唱の方式、そしてAACというMPEG2規格の方式です。

それぞれデータ記録方式(データ圧縮形式)を定めていて、アンプにはそれを理解する機能(デコーダー)が搭載されている必要があります。

いろいろな方式がありますが、実際の製品(アンプ)には各社の方式を搭載してあり、意識しなくても適正なサラウンド方式で再生されるようになっています。一般機種は5.1ch、上位機種には6.1ch以上の方式を組み合わせて採用しているケースが多いです。

例)一般機種の組み合わせ
  ドルビーデジタル
  ドルビープロロジックU
  DTS
  AAC
 
例)上位機種の組み合わせ
  ドルビーデジタルEX
  ドルビープロロジックUx
  DTS−ES
  DTS−Neo:6
  AAC

 ここで、各方式の特徴を説明します。

■ドルビー社のサラウンド方式

 ■ドルビー社のサラウンド方式

ドルビーデジタルとドルビーデジタルEXは、ドルビーデジタル専用の記録形式(データフォーマット)で記録されたデータでサラウンドを実現する方式です。

ドルビープロロジックUとドルビープロロジックUxは専用の記録方式に限らず、CD、ビデオ、テレビの2chステレオデータを擬似的に5.1ch、7.1chにすることができる素晴らしい方式です。5.1ch、7.1chにするためにドルビーデジタル(またはEX)の機能を利用しているため、この機能単独で搭載されることはなく、ドルビーデジタル(またはEX)とセットで搭載されています。

「このアンプにはどのサラウンド方式が搭載されているのか?」はアンプに記載されているマークを見ればわかります。以下の表のマークを参考にしてください。

マークはアンプ前面にあることが多い

マークはアンプ前面にあることが多い

 ■ドルビーの主要なサラウンド方式

ドルビーデジタル
ドルビーデジタルEX ドルビープロロジックU
ドルビープロロジックUx





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